サブカル煮干し野郎

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#6おすすめ映画 HARDCORE HENRY~リアルFPS~

 ずこのMVをご覧ください。もしこの映像を見て、酔ってしまう人は今回紹介する映画とは相性が良くないかもしれません。このMVはBiting Elbowsで「The Stampede」という曲です。

 

 

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 うでしたか。全編一人称視点で撮影するPOV(Point of View)が取り入れられています。今回紹介する映画は、90分間全て一人称の映画

 

 

HARDCORE HENRY

 

 

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基本情報

〇監督・脚本 イリヤ・ナイシュラー

 

〇製作指揮・主演・撮影 ティムール・ベクマンベトフ

 

〇製作会社 華誼兄弟傳媒バゼレフスヴァーサス・ピクチャーズ

 

〇公開 2017年

 

〇上映時間 96分

 

予告編をご覧ください!

 

 

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あらすじ

 

 人公ヘンリーは妻と名乗る女性、エステルにサイボーグとして生まれ変わったことを告げられます。しかし、突如秘密結社のリーダー、エイカンに襲われ妻が連れ去られてしまいます。謎の助っ人ジミーと協力しながら妻を救うべく、激しい銃撃戦を繰り広げます。全編一人称視点で撮影された、臨場感、爽快感、下品、暴力が溢れ返ったSFアクション映画です。

 

 

登場人物

 

 ヘンリー

 

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 主人公。物語序盤に妻を名乗る女性から、極度の重傷を負い、治療のために体をサイボーグにし一命を取り留めたことを教えられます。それと引き換えに記憶がなくなっており、声帯機能もまだ未搭載な状態です。本編では顔、声が一切出ません。首を振るなど、ある程度のコミュニケーションはとれます。体術や銃の扱いが上手く、それにサイボーグという能力を得て、作中では敵なしの無双っぷりを見せつけてくれます。

 

 

 エステル

 

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 ヘンリーの妻と名乗る女性。秘密結社から襲撃にあい、その際に謎の敵に連れ去られてしまいます。序盤から艶めかしい雰囲気を醸し出す彼女。ラストはどんでん返しがあります。

 

 

 エイカ

 

 

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 秘密結社のリーダー。死人を蘇らせて兵士を作り、世界征服を企む人物です。念力のような特殊能力を使い、ヘンリーを何度もピンチに陥れる今作最大の敵であり、妻エステルを拉致した張本人でもあります。

 

 

 ジミー

 

 

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 何故かヘンリーに協力をしてくれる人物です。さらに謎なのは上の画像、5人ともジミーであるのです。ジミーは作中、登場するとピンチになったヘンリーを救うために、必ず秘密結社によって殺されてしまいます。しかし、救われたヘンリーが逃げた先に必ずジミーは現れるのです。作中にその謎が明かされます。

 

 

「HARDCORE HENRY」は頭空っぽにして楽しむべき理由

 

 

 しこの映画に「感動のラスト」「美しい人間模様」などを求めている人がいたら間違っています。この作品は「全編一人称(POV)で撮影する」ことに挑戦する作品です。なのでストーリーなどははっきり言って魅力的ではありません。では、どんなところに惹かれるのでしょう。

 

 

1.今まで感じたことない没入感

 

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 観客はみんなヘンリーになってしまうんです。主人公の一人称視点(POV)を最大限に活かすため、顔出しなし、声出しなしというとんでもない設定です。しかし、そのために誰もがヘンリーになったつもりで激しい銃撃戦や格闘戦に熱中できるんです。ヘンリーが右を向けば我々も右を向いている錯覚に襲われます。

 煮干しは「Call of Duty」というFPSゲームのファンでもあります。そのシングルモードでも極力プレイヤーキャラは喋らずに、プレイする人が没入できるようにする工夫が施してあります。

 

 

2.「臨場感」へのこだわり

 

 

 まず、この動画をご覧ください。

 

 

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  MTBという自転車の大会の映像です。選手のヘルメット部分にGo Proというカメラを載せています。選手になったつもりで視聴することができますね。この映像でも臨場感がすごいです。

 

 しかし、「HARDCORE HENRY」はそれ以上に臨場感のこだわりを追求しました。「役者目線」ではなく、「ヘンリーの視界」を表現しているのです。作中の銃撃戦では、息が荒くなるのと同時に画面も呼吸に合わせて揺れるのです。空中から放り出される場面では、空中にいるシーンは画面が揺れず、地面に叩きつけられる瞬間、ものすごく揺れます。この静と動のメリハリによって観客は「目線」ではなく「視界」と捉えることができるのです。

 

 銃撃戦の映像などがあり増した。こだわりの臨場感を感じてください。

 

 

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3.爽快アクション×音楽

 

 

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 予告編をご覧になった人の中で音楽も気になった人もいるのではないでしょうか。作中の約7割をアクションシーンに費やしている今作は、爽快なアクションに必ず音楽がのせられています。QueenからBiting Elbows、The Sonicsなど、年代問わずアクションとよく合う音楽が使われています。サウンドトラックも通販などで購入できますので、気になった人は手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

 印象的な曲、Queenの「Don’t Stop Me Now」を載せておきます。

 

 

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まとめ 

 

 1.今まで感じたことがない「没入感」

 2.「臨場感」へのこだわり

 3.爽快アクション×音楽

 

 

 

 映画を見てストレス発散したい人、アクション好きな人ははまると思います。ただし、画面酔いに関しては個人の責任でお願いします。